イベントレポートある日の銀座十字屋
ホール主催イベント

午後のサロン 中村江里子「Saison d’ Eriko」〜パリのデイリー・スタイル〜

 サロンに、高野洋輔さんのフランスマドレーヌ寺院のマリア像を描いた日本画が飾られ、プリマ楽器が販売するリュージュ製のベル型の小さなオルゴールも展示され、ご協賛も株式会社マンナンライフ、ヨーロッパンキムラヤ、銀座松崎煎餅、銀座メゾン・アンリ・シャルパンティエ・株式会社麻平、小田原あじめい、,BbyB GINZA、と揃って会を盛り上げてくださった。

 今日は、江里子さんをメインパーソナリティとした季刊誌「Saison d’ Eriko」の発売元、扶桑社の坂口さんの総合司会で、撮影時の写真も紹介しながら、編集秘話や直近の情報をご紹介するという前触れで、編集者高場さんをお相手に江里子さんのトークがスタートした。会場はいつものように満員、黒のドレス姿で登場した江里子さんは開口一番に雨の中参加された方に感謝の言葉を述べられた。

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 先ずは恒例となっているファッションチェック。この日は、10年前から着用の“レクイエム”という今はもう無くなってしまったブランドのワンピースと10年前位に購入したジミーチューの定番パンプス。長く大事に着ていて、今も最先端のように見えるファッションに会場からはため息が漏れる。

 「Saison d’ Eriko」の記事で読者の一番人気は、“バルト家なう”(写真を見せ乍ら)子供たちはダンスが大好きで、特に芹洋子さんが歌う『学生時代』(音楽が流れる)や『四季の歌』がお気に入り、それに合わせて毎日のように踊るのがお楽しみの一つと語る江里子さん。夫であるバルトさんがいない時には江里子さんが、“お相撲ダンス”をして子供たちを喜ばせることがあるとか・・。
 江里子さんは10月発売の「Saison d’ Eriko」3号の撮影を終えて帰国したばかりと高場さんが近況を紹介。6月のパリは一番気候が良くて過ごしやすい時期、旅行者には良い時期だが、お子様のいる江里子さんは6月が学年末で、2か月間の夏休みに入る一番忙しく大変な時期に撮影が重なったと報告する。江里子さんの子供さんたちのおけいこのヒップホップやバレーの発表会も重なるという。
 フランスでは小学校で“プチデジュネ”という朝食会が一年に数回開催されるそうだ。学年末の朝食会では父兄が先生に1年お世話になったお礼の気持ちを込めてプレゼントを渡す習慣があり、驚くのはクラス代表の父兄が先生に欲しいものを聞くこと。金額は人によって違い、(もちろん出さない人もいる)品物はiPad、商品券、パソコン、水着、椅子など、本当に先生の希望の商品を用意する。
 また、毎年6月21日には、“フェット ドゥ ラ ミュージック”と言って音楽のお祭りが開催される。一日中、パリのいたるところでプロもアマも演奏する、公共交通機関も無料になったり、早朝まで運行したり国中を挙げて盛り上げるお祭り。近所のCafeでも音楽を発表したりする。6月21日の夏至は1年で1番、日が長いので多くの人が夜通し楽しむという。

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 最近パリでは寿司屋さんが増え、回転寿司やデリバリーもあって、ヘルシーでおしゃれと大人気。2号で特集したパン屋さんも、『ラデゥレ』ボナパルト店は穴場でお茶もしやすいし、インテリアも素敵。朝食メニューのフレンチトーストがお勧め。『ル・ノートル』のパン・オー・ショコラは最高!!などと、いろいろ紹介。最近は日本のパンも素晴らしく進化、クロワッサンの種類の多さはすごいと高場さんが付け加える。
 もう一つの大人気企画は「母娘の旅」2号では京都への旅、江里子さんがその中で、早朝の座禅体験は一番心に沁みたと語る。3号は竹富島編。来週は撮影に行く予定とか。「東京は涼しいですが、今パリは40度を超えています」と江里子さん、フランスのクーラ―事情は、クーラー本体が大きく重く、太いホースを室外に出す。設置するのに窓ガラスや壁を壊さなくてはならず、本当に必要性を感じるのは一年で一週間くらいなので江里子さんの家は断念したとのこと。一般家庭でもクーラーがないのは当たり前、パリのタクシーもクーラーをつけない。2003年の猛暑以来、クーラーを導入するお店などが増えたとのこと。

 来週、取材で訪問予定の沖縄の竹富島は、江里子さんがフジテレビに入社してすぐ、ニュース番組のドキュメンタリー企画で取材した思い出の地。竹富島に住むおばあちゃんへの取材VTRは、当時のフジテレビ内のアナウンサー新人賞を受賞し、忘れられない旅だったので24年ぶりに訪れるのを楽しみにしているそうだ。

 江里子さんの家族はお寿司が大好き、2号には、銀座久兵衛の『いなりずし』や『ちらしずし』等の作り方が掲載されていて、扶桑社の坂口さんがそのレシピで実際に作ったところ、「すぐによくできます、椎茸の煮物も10分で出来ます」と紹介、続いて久兵衛の今田社長が登場された。今度は江里子さんが司会役でトークされた。

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 今田洋輔さんは、銀座の有名人とマダム中村も日頃語り、お話も上手と定評がある方だそうだ。

江里子さん:お寿司の品の良い頼み方は? また来てほしいお客様はどういう方ですか?
今田さん:来てくださるすべてのお客様です。2度3度と来ていただけるように、楽しく召し上がっていただくためにもこちらも色々気を配ります。
江里子さん:頼むときのマナーはありますか?
今田さん:ご自分の好きなようにお楽しみ下さい、余分な緊張を持ていらっしゃる方には、緊張を解くように、飲み物やメニューをお勧めします。今の若い方は情報が入りすぎています。60周年記念の年、湯飲みや手拭いのプレゼントではなく、いらした時に値段をお引きしました。その方が、インパクトがあります。ランチは6000円のところ4000円にしましたら、急に増えて毎日100人以上来店されるようになりました。1500円のお寿司を作ることもできますが、材料は全部冷凍ものになります。ランチの売り上げだけで1日100万円は行きます。昼は2.5回転から3回転、うちはお客様が回転寿司です。(笑)  
江里子さん:お箸それとも手、どちらが正式ですか?
今田さん:どちらでも結構です。
江里子さん:江戸前とは?
今田さん: 江戸城の前で採れた魚、寿司、てんぷら、和食でも江戸前でとれた魚を使用していることが条件です。
江里子さん:家庭でもできるお寿司のコツは?
今田さん:お米は、30分以上前から水につけておいてから炊く、炊きあげたら、必ず蒸らすこと。酢合わせは、(立ち上がってスライドで説明)しゃもじで切るように横から混ぜる、たまにやるとだまになる。(笑)

 銀座店には50人の職人がいること。最近、外国のお客様が増えたこと、インターネットや、口コミで来るそうだ。カウンターでプロセスを愉しみながら食べている。外国には無いシチュエーションだから。美味しいお寿司はどこでも、数寄屋橋でも食べられる(笑)。和食が世界遺産になり、2020年には東京オリンピックも開催される。シェフも足りない、国立競技場への辛言も。毎年海外にも行き、生涯現役、棺桶にも白衣で入るときっぱり、ユーモアたっぷりにトークは終了した。

 最後に次回の江里子さんの本は特集が「銀座」、直近の江里子さんの出演されるTV番組や日本橋での総合司会などの予定が発表された。

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 音楽は女性からみられると恥ずかしいという初々しいNYTの那由多さんと哲也さんの二人。昨年の5月に銀座のビジネスボンドの定例会で演奏してマダム中村と出会ったのが、今回の出演のきっかけに。演奏曲は『オーシャンゼリゼ』、オリジナルバラード『Message』「二人が初めて出会った時に初めて一緒に演奏した曲『カノン』これは有名な3曲を挟んでいます。お分かりになるでしょうか」と演奏、「実は『君を乗せて』『翼をください』『カントリーロード』でした。こういうと真剣に聞いて下さいます。」(笑)二人は現在山梨大学のFM甲府のラジオに出演中。最後の曲は『雨上がりの虹』手拍子あり、ハイタッチありで、楽しく愉快で賑やかな演奏とお話がお客様を上手にNYTの世界へ連れられて、全員の体も揺れていた。