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コンサートレポート

【レポート】第514回 夛賀 さくらさんによるハープ演奏

すっかり秋らしい気候となりました。10月12日のランチタイムコンサートは夛賀さくらさんによるハープソロでした。夛賀さんは、何度かランチタイムコンサートに出演して下さっています。現在は音楽大学でハープを勉強されていまして、内容の濃いプログラムとなりました。

第514回 夛賀 さくらさんによるハープ演奏

1曲目はグリンカ作「ノクターン」です。グリンカはロシア近代音楽の父といわれた作曲家で、この曲のゆったりとした甘美な旋律を、夛賀さんは実に丁寧に演奏されていました。ハープの心地良い音が響き渡り、お客様も聴き入っていらっしゃいました。

続いては、ファルカシュ作「17世紀の古いハンガリーの舞曲」です。ファルカシュは、クラシックを普段聴く方でもあまりなじみがない作曲家かもしれません。中央ヨーロッパ、ハンガリーの作曲家です。この作品は5つの小曲から成り立っており、それぞれに雰囲気の違った特徴がありますが、夛賀さんは、それぞれの特徴に合わせた演奏をされていました。

3曲目はモルタリの「ソナチネ プロディジオ」です。モルタリはイタリアの作曲家です。この曲は、11月に行われる日本ハープコンクールの課題曲になっている曲でもあり、旋律的でありながら技巧的な曲でもあります。それぞれの楽章に合わせて、特徴を捉えながら演奏をされているのが印象的でした。

最後はグランジャニーの「ラプソディ」です。グランジャニーはフランスのハープ奏者であり、ハープのためにたくさんの曲を残しています。プログラムの最後に相応しい、華やかかつ美しい曲です。夛賀さんが表現する美しい「ラプソディ」に皆様も真剣に聴いていらっしゃいました。
大曲が集まったプログラムでしたが、夛賀さんは一つ一つをとても丁寧にかつ華やかに奏でていらっしゃいました。



Program


ノクターン / M.グリンカ
Nocturne / M.Glinka

17世紀の古いハンガリーの舞曲 / F.ファルカシュ
Danses Hongroises du 17eme siecle / F.Farkas

ソナチネプロディジオ / V.モルタリ
Sonatina Prodigio / V.Mortari

ラプソディー / M.グランジャニー
Rhapsody / M.Grandjany


夛賀 さくら


Sakura_Taga
6歳よりピアノとハープを始める。これまでにピアノを小石恵子氏に、ハープを佐藤厚子、木村茉莉、松井久子の各氏に師事。第15回大阪国際音楽コンクールハープ部門エスポアール賞受賞。
ムジークアルプ夏期国際音楽アカデミーにてイザベラ・ペラン氏のマスタークラスを受講、受講生コンサートに出演。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在東京藝術大学3年在学中。





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