銀座十字屋
講師紹介


松本 花奈(銀座十字屋ハープ&フルートサロン)
幼少の頃、お父様に連れられて行ったデパートの催事場でハープの演奏に触れて以来、ハープへの憧れと愉しみを、夢だけで終わらせることなく、自ら能動的に形にしてきた先生であり、今やプロとしての演奏活動のみならず、楽譜作り・発行、CD制作など、何事も積極的に活動の幅を広げている。
- ◆こんな先生です
ご自身の教訓や思い出を、教えられる側の気持ちへと咀嚼(そしゃく)して、理想と現実の狭間で、具体的なアイデアとアプローチを試みる方だ。かつて井上久美子門下で、“親指を立てる”手の形をみっちり教えられながらも、あまり厳しいと楽しさより苦しさが先に立ってしまって萎縮してしまうという配慮から、力がしっかり入った上で、非力な女性が無理なく音出しができるように、親指以外を縦に入れる工夫を提唱するなど、プラスαを提供できる先生のようだ。楽譜を精力的に出版されているのも、弾きたい曲の楽譜がない、市中で求められながらアレンジされていないものを、ユーザー目線を意識してのこと。これも、厳しさの中にも楽しさを忘れない矜持の顕れかも知れない。
- ◆お奨めの教本について
「グロッシィ」がいま一番良い教本だと思います。これを地道に練習されてきた方は、ほぼ整っているので、皆さんにお奨めしています。