ハープ人名事典

アパリシオ・ゴンサレス

パラグアイのアルパ奏者、ギタリスト、作曲家。「アルパの父」といわれるフェリックス・ペレス・カルドーソから連綿と続いてきた伝統アルパ奏法を受け継ぐ最後の巨匠とされ、現役のアルパ奏者の中で、最も高い評価を受けている一人である。6歳からアルパを始める。20代の頃からソリストとして、世界中へ演奏旅行した。アルパ演奏の他、ギター演奏や作曲も手がける。演奏曲目はパラグアイの民族音楽を中心に、ラテンアメリカの音楽、ボレロ、バラードなど幅広い。アルパの演奏は楽譜を用いず指の動きを師弟の間に伝承していくのが基本であるが、体得しているパラグアイ伝統曲のレパートリー数でアパリシオの右に出る者はいないと言われ、アルパの神様として尊敬を集めている。

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