ハープ人名事典

フランソワ・ナーデルマン

ハープを始めとする弦楽器製作、演奏者の家系に生まれる。ベルサイユ宮殿の礼拝堂のハーピスト、作曲家として活躍した。ルイ16世の王妃マリー・アントワネット御用達のハープ製作者としても有名で、彼女の愛用した美しい装飾入りハープは、今も「ナーデルマン・ハープ」として現存する。1815年に、ボクサの後任としてルイ18世の宮廷ハープ奏者となり、1825年にパリ音楽院の最初のハープ科教授にも就任した。数々のハープ教則本や作品を残したが、「七つのソナチネ」が特に有名。

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