ハープ人名事典

マリア・グラーフ

ドイツ・ミュンヘン生まれのハープ奏者、教育者。11歳の時にハープを学び始めた。その後、パリでも学び、ピエール・ジャメと学友だったこともある。地元のミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団でハープを担当するようになったが、最も特筆すべきは、その後、カラヤンが指揮する最盛期のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で、ソロ・ハープ奏者として務めたことだろう。ドイツ国内を中心に、ソロ演奏に招かれる一方で、1988-1997にはハンブルグ音楽大学で教授に就任、以降はハンス・アイスラ-音楽アカデミーで後進の指導に当たっている。ドイツ人作曲家の吹き込みが多い中、フランスの楽曲にスポットを当てたCD「フランス・ハープ・リサイタル」が名盤の呼び声が高い。

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