ドイツの後期ロマン派を代表する作曲家のひとり。ポルカのシュトラウス家は血縁ではない。交響詩とオペラの作曲で知られ、また、名指揮者としても活躍した。指揮者の弟子に、カール・ベームがいる。交響詩「ドン・ファン」、「ツァラトゥストラはかく語りき」オペラ「サロメ」等で知られる。だが、シュトラウスがナチスの帝国音楽院総裁の地位にいたこと、ナチ当局の要請に応じて音楽活動を行った事実から、シュトラウスを親ナチスの作曲家として非難する向きもあったが、戦争後の裁判で無罪となっている。ハープが起用されている曲は3つあるが、どれも技巧を必要とする超難曲揃いと云われている。交響詩「ドン・ファン」、「ツァラトゥストラはかく語りき」そして、交響詩「死と変容」である。