19世紀末からのフランス印象派の中心人物で、後世に多大な影響を残した大作曲家である。特にハープのためのソロ曲を残したわけではないが、室内楽の「フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ」、「ハープと弦楽のための神聖な舞曲と世俗的な舞曲」を始め、ピアノ曲の「アラベスク」「亜麻色の髪の乙女」「夢」「小舟にて」などもハープ用に編曲されて、そのまま演奏されているケースが多い。管弦楽曲におけるハープの使用に関しては、フルートとのコンビネーションが必須の「小組曲」、2台のハープが出てくる「牧神の午後への前奏曲」、難易度も高い「交響詩・海」がある。