ウィーン生まれのハープ奏者、声楽家。「日本ハープ界の父」とも称される。ウィーン少年合唱団を経て、1944年ウィーン国立音楽大学入学、ハープと作曲を専攻。在学中、ウィーン・アカデミー室内合唱団に入り、大学卒業後、国際的な声楽コンクールで受賞もした。1952年にNHK交響楽団の招きで首席ハープ奏者に就き、以来日本でハープ奏者・教育者として知られるようになり、日本におけるハープ発展に尽力、大きな足跡を残した。1968年の著した「初心者のための実用ハープ教本」は40版以上を重ね、今も日本のハープ入門者の福音となっている。日本ハープ協会会長、国際ハープ協会日本支部長である。